2025年度版 公共測量積算ハンドブック

本書の解説
・その1 公共測量の「作業規程の準則」に対応
解説書は、測量法第34条「作業規程の準則」に掲載されている測量業務について、積算の前提となる作業工程の説明と作業上の留意点をまとめたものです。三次元点群測量に位置付けられている測量をはじめ、そのほか一部の測量はより分かりやすい解説となるよう、内容を見直しました。

・その2 最新の積算データ(R7)を反映/当協会独自設定の歩掛を格納
1.国土交通省監修 設計業務等標準積算基準書(令和7年度版)測量業務積算基準、及び同標準歩掛(通称青本)の積算データを反映〈10種類〉
 1)基準点測量、2)水準測量、3)路線測量、4)河川測量、5)深浅測量
 6)用地測量、7)空中写真測量、8)現地測量、9)航空レーザ測量、10)三次元点群測量
2.当協会独自の歩掛りを設定 〈13種類〉
 電子平板測量、修正測量、MMS測量、スワス音響測深機、航空レーザ測深(ALB)など
3.設計業務等積算基準を設定 〈3種類〉
 その他の応用測量として、洪水、浸水想定、地震防災のハザードマップ作成

・その3 GNSS標高測量の解説と同参考歩掛の積算シート(試作品)を掲載
「作業規程の準則」が令和7年に一部改正し、GNSS標高測量が新しく掲載されました。本ハンドブックはこの点に着目して、「第25章_GNSS標高測量」を新規項目として掲載しました。2025年度は概要と留意点を中心に解説し、積算シートは国土地理院の参考歩掛を参考に試作品を作成しました。今後は業務実績の調査・研究を進め、掲載内容の充実化を図ります。

公益財団法人 日本測量調査技術協会